こちらは、南ウラル山脈・チェリャビンスク州・ウシュニーにて産出したクォーツになります。 ウシュニーは、Crystal Cave社が商標登録をしたロシアンレムリアンの産地ですが、厳密に同じ晶洞内から産出したかは不明です。また、デビッドガイガー氏のルートから購入した石ではないため、ウラルレムリアンとしました。 こちらの石を販売されていたショップでは2018年かそれ以前の入荷でした。ウシュニーより詳しい産地は分かりません。 水晶内部にベージュ色の内放物が入り込み、ガーデンクォーツの相様です。この色合いが水晶内部で反射し合って、全体的に淡いシャンパンゴールドに色付いて見えます。また、複数のクラックによって彩雲の様な極彩色が浮かび上がりとても綺麗です。部分的にトゲトゲとした細かな水晶が突出している部分があります。自立はしません。 透明度が高く、ポイント先端部も欠損が少ない状態です。条線も確認できます。また、9枚目の写真のように楔が連なったような跡があり、もしかすると雷が落ちた痕(ライトニングクォーツ)かもしれません。 コレクションとしてもう１つ、ウラルレムリアンを所有しているため、この度放出することとしました。近年、ロシア産の水晶は流通が少なくなっています。お探しの方、いかがでしょうか。 他にも鉱物標本を出品していますので、是非ご覧ください。 ラベルあり 約87×32×42㎜ 約168ｇ